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11月の富士見ファンタジア文庫 影執事マルク


影執事マルクの彷徨 (富士見ファンタジア文庫)影執事マルクの彷徨 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/11/20)
手島 史詞

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<あらすじ>
 エルミナの身体で目を覚ましたエミリオ。
 <アルス・マグナ>の暴走によってエルミナとその周りの人々の日常を知る短編集。
 収穫祭、サーカスで決闘することになる『第一章 そこが山犬の住処だから』
 怖い話をしたら本当に幽霊が寄ってきた『第二章 だから彼らは消えることにした』
 誕生日プレゼントを探して右往左往する『第三章 犬と魔眼と異国の硬貨』
 理髪師を探して本当の願いに気づく『第四章 それが彼女との約束だから』
 <アルス・マグナ>の暴走中にカナメが頑張る『第五章 そして、尖晶螢(オルネイロ)は踊る』
 そしてその合間には、本編から短編へと繋がり、短編から本編へと繋がる列車での出来事が。
 
<感想>
<ハロウィン>
 ハロウィンと言えばお化けの格好。
 口絵でマルクたちのコスプレを見ることができてほくほくです。
 特にカナメの雪女。驚きの白さです。獣耳っぽいのもついてていい感じでした。かわいい!

 かつて在籍していたサーカス団をランタンの亡霊かさねていい感情を持っていなかったマルク。
 決闘を通して居場所の暖かさを感じたわけですが、ここで注目したいのは決闘の相手。
 花形芸人として成功を収めたとありますが、今回だけではなくマルクたちと関わる脇役たちはいつも重要な人生の分岐点に立たされていますね。
 基本的に人生を変えられているのは元ギャングの下っ端。それならば変わった後の人生の方が幸せそうに見えます。
 マルクの与り知らぬところで成功を収めたりしているので、本人の努力が実っているのでしょう。
 
 どんな小さなことでも、それをすべての元凶と言うか成功のきっかけと言うか。
 それはやはり本人の努力次第ということなんですね。

<怪談>
 エルミナは大きく表情は変えないけれど、感情はけっこう外に出してるよなあ。表情豊か!

 いろいろなところを渡り歩いていたマルクはけっこう物知り。美術品の知識があったり怪談を話せたり。
 全部話してしまったことで本当に幽霊が現れてしまったのですが、まさか本編に関わるなんてドラマガ連載読んでたときは思いもしませんでした。
 現れた幽霊、実際には精霊でしたが、<フォル・ウォレ>はマルクの精霊<クフ・リーン>と会話していたりとかなり重要なキャラのようです。

 もし次巻以降も気軽に登場するのならアイシャの友達として会話しているところも見てみたいです。
 あと髪で顔が隠れてしまっていましたが、ちゃんとしたイラストで見てみたいですね。次巻以降に期待です。

<誕生日>
 誕生日プレゼントの習慣を知らないマルク。苦労してたんだなあ。
 と本当にかわいそうな少年時代をおくってきたマルク。他の人がプレゼントを貰っていると聞くたびにショックを受けたり怒ったり。マルクさんかわいそう。
 エルミナの誕生日プレゼントを探しながらさりげなくカナメのポイントも稼いでいたり、これだからラノベの主人公は……素晴らしいです。
 
 好みのものを聞かれて照れるカナメ。
 このときはまだマルクに気持ちを伝えていない時間軸のようですが、マルクがカナメの気持ちを知った今なら、プレゼント選びにそれはもう悩んでくれることでしょう。

 貰っているプレゼントで登場キャラクターたちの過去を少しだけのぞくことができて面白い回でした。

<散髪>
 さすがの鈍さで余計な行動はしていましたが、最終的にちゃんと気づくこともできてよかったです。
 しかも理髪の基礎まで教わることが出来たので、マルクの行動は無駄ではなかったのではないでしょうか。
 
 そしてまた個性的なキャラが登場しました。契約者はその対価からか個性的な人物が多いんですが、今回は契約者ではないようです。
 どちらかというとクリスの知り合いだからこそ変な人だったと言うべきでしょうか。類は友を呼ぶということですね。

 あとがきにあったように、またどこかで出る可能性がありそうなので気になります。

<カナメ頑張る>
 カナメがかっこよかったりかわいかったりする話です。
 契約者狩りのときと比べるとかなり普通の女の子になってますね。強さは相変わらずですが。
 どうしようもなくなって泣いてしまったり、マルクに支えられていたことに気づいて元気が出たり。
 本当に可愛いです。

 気になったのはカナメの<沙波>が<アルス・マグナ>を無効化したところ。
 けっきょくは<沙波>も傷んでいたわけですが、確かカナメも故郷では姫や巫女的な立場の存在だったはず。
 ということはエルミナとカナメは力の面でも実は同等な存在になることができるんじゃないだろうかと期待で胸が高鳴ります。
 エルミナメインの精杯編が終わったらカナメメインの話になってくれたら嬉しいなあ。その可能性はけっこう高いと思うんですがどうでしょう。

<本編>
 ただエピソードを回想するわけではなく、<アルス・マグナ>の暴走という形で本編に組み込まれていてすごいです。特に<フォル・ウォレ>の話。
 番外編のみの登場だと思っていたキャラクターが本編の重要な立場で再登場する展開は大好きです。
 
 エピローグのリカルドとヴィオラの話では未来が見えてしまっているリカルドの苦悩が語られました。
 四歳の少女の未来に恋をしたり、頭がおかしくなってしまうことを知ってしまったり。
 しかし、リカルドがヴィオラに対して純粋に恋したおかげで、少しの間だけでも幸せな時間を過ごせたのでしょう。

 新しい<観測者>も登場しましたが、エルミナの場合はどうなるのでしょう。
 勝ち取ったと言っていましたが、新しい<観測者>の場合は純粋な気持ちによるものなのか、それとも陰謀によるものなのか。
 ジェノバがシリアスに挑んだり、精杯編完結だったり、今から次の巻が楽しみです。


影執事マルクの手違い 第2巻 (あすかコミックスDX)影執事マルクの手違い 第2巻 (あすかコミックスDX)
(2010/11/26)
COMTA

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<あらすじ>
 エルミナを狙う刺客、<宣教師>たちとの戦いも終盤。
 エルミナが巻き込まれた怒りで刺客たちを無力化し、アルバとセリアに助けられたエルミナは<アルス・マグナ>の力を行使する。
 エルミナが精杯と向きあう巻でした。
 そしてマルクが執事になったきっかけも収録です!

<感想>
 原作挿絵担当のCOMTAさんが漫画を書いているとあって、原作の雰囲気はばっちりです。
 マルクが執事になったエピソードはここできましたね。まさか旅芸人マルクをイラストで見ることができるとは。
 そしてやっぱりカナメかわいい!
 どのキャラクターもいろいろな表情を見せてくれるのですが、カナメの表情の変化には敵いません。
 契約者狩りであった頃から恋をするまで、この先もたくさんの表情を見せてくれることでしょう。ほっぺたを引っ張られるところなんてもう! もう!
 ちょうど原作最新巻のカナメが頑張る話とコミック版最新巻の契約者狩りのカナメを見て、ずいぶん変わったなあと感慨深くなりました。

 番外編の着物はカナメよりもむしろ普段洋服しか着ないエルミナの方が気になります。
 原作の短編エピソードで着物がとても高価なようだったので二人揃って着物を着た姿を見ることができたのも番外編ならではでしょう。

 書き下ろしでは自分の気持ちに気づく前のエルミナの話。
 エルミナもコミック版と比べるとずいぶんと前向きに進んでいます。
 契約者が集まったというのもあるのでしょうが、やはり気持ちの変化というのが大きいのだと思います。

 アクションあり、番外編あり、書き下ろしありのコミック版。三巻にも期待です。

<11月の富士見ファンタジア文庫 影執事マルク まとめ> 
 原作とコミック版を比べながら読むというのも面白いですね。
 過去と現在を比べてみて、あらためて人との関わりによって変わった心や姿を書ききれていることの凄さがわかります。
 
 本日の騎士ミロクと影執事マルクの二つを書き切ることができました。
 本当は「ミロクとマルク」という一つにまとめて感想を書きたかったのですが短編だったせいかまさかここまで長くなるとは。
 長さを調節して書ける練習をした方がいいかもしれません。まあその辺りは慣れもあると信じていろいろ試してみます。
 それではまた、次の更新で。
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